ギター上達、ウクレレ上達の秘訣
ギターやウクレレに限らず、楽器の上達のためには、たくさん練習することと思います。とはいえ、時間はあってもなかなか練習しないとか、練習しようと思っても、つい他のことをしてしまう、という方も多いと思います。どのように練習しやすい環境を作るか、練習に向かいやすくする方法を書いておきます。
もちろん効率の良い練習が望ましいですので、そのあたりにも触れるようにします。
目次
◎ギター、ウクレレの練習をしやすくする4つのポイント
普段から練習しやすい環境にしておけると良いですが、どうするか。4つのポイントです。
1,ギター、ウクレレはケースから出しておく
一般的にも良く言われてることなので、実践してる生徒さんも多いです。楽器が目に入って、さっとすぐ手に取れる環境にしておくのは良いと思います。手が空いたなと思ったらすぐに楽器を弾けたり、ケースから出す手間がかからないです。フレーズを思いついたが、ケースを開けている間に忘れた、なんて事も減ると思います。
楽器を出しっぱなしにするデメリット
ただしデメリットも。木材で作られたギターやウクレレは、温度、湿度など環境変化に影響を受けやすいです。きちんとしたケースにしまえば、それらの影響も軽減可能でしょう。また地震時の破損に備えるなど、楽器を保護するという点からはケースにしまう方が良い、となります。楽器が壊れては練習にもなりません。
楽器をケースにしまうか、出しておくか迷うなら
どちらか迷うかもしれませんが、練習しやすさを選んで出しておくのが良いと思います。これまでに楽器を出しておいて破損に至った、という話を周囲の人からは聞いたことがありません(今の所はですが)。湿度や温度の影響を受けて、楽器が変化したか?という話は聞いたことがありますが。実際にそうなのか分かりませんし、あったとしてもあまり無い事と思います。
きちんとした楽器スタンドに立てて、出来る範囲で部屋の湿度や温度に気を使えたら良いかなと思います。楽器を楽しむ、上達するためにギターやウクレレを手に入れたのですから、たくさん弾く環境を選ぶのが良いと思います。下記写真のような壁にかけて、楽器をホールドできるものだと更に安心と思います。
2,ながら練習も
楽器の練習をするなら、それに集中するのが一番と思いますが、時にはながら練習も良いと思います。例えば、テレビを見ながら、ラジオを聴きながら、更には音楽鑑賞しながらでも。テレビを見ながら、左手でミュートしてストロークやカッティングの練習は全く可能と思います。音楽がテレビやラジオから流れてきたら、それに合わせてリズムを刻んだり、なんならコピーを試みたり、セッションしてるつもりになったり、アドリブの練習をしたり。テレビやラジオの内容が、頭に入ってこなくなったらしめたものですので、そのまま楽器練習を続けましょう。
最近は在宅勤務が増えていますが、発言する必要が無く、画面がOFFのWEB会議に参加中は聞きながらギター練習しています!という生徒さんもいます。笑
集中するよりも効率は良くないと思いますが、楽器が馴染むという観点からは、ながら練習もどんどんやって良いと思います。ソファーに座ってくつろごうかなと思ったら、楽器を手に取ってみるのも良いと思います。楽器を触っているのが癖になってしまうと良いでしょう。
3,人と楽器を弾く約束をする
人と一緒に練習、演奏する機会があると。約束の日時に楽器を弾く時間が確実に確保出来るのはもちろんですが、その日に向けて前もって練習するきっかけにもなります。何か曲を決めて一緒に弾こうという機会や、更に前進してライブをやろう、という事でも。バンドやグループを組むのも良いと思います。練習機会が必然的に増えるだけでなく、お互いに教え合ったり、良きライバルにもなれると思います。
以下にあげるギター教室、ウクレレ教室に通うというのも同じような効果があると思います。
4,ギターやウクレレのレッスンを受ける、教室に通う
プロの指導を受けて、客観的なアドバイスをもらい効率良く上手くなる、という事はもちろんで一番の目的と思います。副産物的な効果ですが、ギター教室やウクレレ教室でレッスンを継続して受けている状況は、復習したり、予習したり、課題があればそれに取り組む練習の機会作りにもまります。約束したレッスンの日時も楽器を触る時間の確保になります。また発表会などがあれば、それも練習のモチベーション向上にもなります。上達したいが、なかなか練習に取り組めない、と悩む方がいれば教室に通ってみる事は練習、楽器を触る良いきっかけ作りにもなるでしょう。
先生や教室によるかも知れませんが、教室へ通う事は先にあげたポイントの3のように、仲間を作るきっかけにもなるかもしれません。僕も生徒さん達に、より楽器を弾く時間や機会を増やして欲しいなと思い、(コロナの影響で最近は控えていますが)交流の機会をなるべく作るようにしてきました。練習会やお披露目会、演奏しませんが忘年会や新年会など。気が合いそうな生徒さん同士には課題なども与えて、一緒に集まって練習しては、と声をかけたりと。それ以上の機会も作れたらと思い、ちょっとしたライブで僕と一緒に弾いてもらったり、フラメンコの伴奏のお仕事に一緒に行く機会を作ったり、という事もしてきました。
◎ギター、ウクレレ効率的な練習4つのポイント
練習をしやすくする環境作り、という観点からポイントを挙げてきましたが、次は練習自体を効率よくするには、という事を4点書いていきます。
1,ゆっくり練習から
実際にイメージしている音楽と同じスピードで練習しがちですが、まずはゆっくりのテンポから練習しはじめ、徐々にテンポを上げるようにしましょう。どの位かというと、リズム、音色などきちんとコントロール出来ると言う位のテンポから、というのが良いと思います。引っかかってしまうなら、テンポを更に落としてみましょう。
取り組む曲の音楽データがあれば、パソコンやスマホ内で再生スピードを落とせる便利なアプリもあります。下記記事で紹介していますので、参照ください。ゆっくり再生しながら合わせて練習できます。
2,メトロノームを使う
これも多く言われている事ですが、なるべく機械的に正確なテンポを刻む、という点からメトロノームを使う練習は取り入れた方が良いと思います。機械的では無く微妙なズレやノリが音楽には重要という事もありますが、基準である機械的なタイミングを理解してのズレとも思いますので。
メトロノームは別途用意したり、購入しなくとも、Youtubeがメトロノーム代わりにもなります。下記の別の記事で使い方等紹介してますので、参照ください。
3,曲の苦手部分を繰り返す
曲の頭から最後までを通すような練習をする方が多いですが、苦手な部分(とその前後を含めて)を繰り返すような練習をすると良いと思います。得意で弾けてしまう箇所は極端ですが、練習しなくても良いので、引っかかる箇所をゆっくりからはじめて、繰り返し練習しましょう。
4,楽譜は見ない
曲を覚えて弾こうという場合で、7,8割は覚えたかなぁとなったら、楽譜は見ずに弾きましょう。「楽譜を見ずに弾いて分らなくなってしまったら見る」というのが覚えるのにはベストと思います。ずっと見ていると(僕もそうですが)覚えない生徒さんが多いかなと。あとは見ずに弾いた方が楽器のコントロールや音色に集中できる事が多く、結果的に上達にもつながると思います。
まとめ
ギター上達、ウクレレ上達のためにの練習しやすい環境作りと、効率の良い練習方法を紹介しました。上達に悩む方は実践してみてください。楽器をすぐにされれるようにしておき、何かしながらでも弾く癖をつけると良いでしょう。集中して練習したい時は、なんとなく曲を練習するのではなく、出来ない箇所をゆっくりと繰り返し練習しましょう。練習、演奏する仲間を作ったり、教室へ通う事も更なる上達につながると思います。