好きなソロギタリスト その1
ソロギタリストの定義が曖昧かも知れませんが、ギターのみで一人で演奏をする人とします。前に記事にした、好きなベーシストを挙げるよりも難しいです。というのも沢山いすぎるからかも知れません。たくさんいる中でも、最近特に好きな人と、昔から特に好きな人を挙げてみます。
目次
亮弦(Ryogen)
エレガットを購入して、それ用のプリアンプを探している最中、情報が少ないからか、どうしてもディレイやリバーブペダルの情報に目が行ってしまっており、そうこうしているうちにこの人のYoutube動画にたどり着きました。2022年7月頃です。
「ギターの演奏テクニック」「作曲」「機材/エフェクターの使い方」それぞれが上手く相まって、独自の世界の音楽が出来上がってる、そんな風に感じさせる人です。ディレイや空間系の音の加工が、なんとも好みの感じで曲に絡んでいます。ふわっとした音像なのに強いリズムの曲であったり、音もリズムも不思議な曲があったり。。
ライブを見る事が出来れば、音楽以外に視覚からもその世界にのめり込む事が出来たのではと思いますが、2017年に若くして亡くなってしまっているようです。自分もたびたび出演していた東高円寺2万電圧で演奏していたとは。今さらですが、当時にすれ違う事でも出来てたらと。
志野文音(Shino Ayane)
日本人クラシックギタリストの一人として認知していましたが、ある日(2021年の暮れ頃と思います)「クラシックギター」とそれに反するような「アンビエント」「エレクトロニカ」というキーワードと共にこの人の名前が。配信でのライブ情報で、生まれて初めて有料の配信ライブを購入しました。
ナイロン弦のギターの音が、ルーパーで重ね上げられながら、ゆったりとした音楽に出来上がっていきます。ルーパーというと強いリズムの音楽をイメージしてしまっていましたが、こんな使い方もあるのだと。この人のおかげ(せい?)で自分もルーパーを購入する羽目になりました。
2022年の春には生で演奏を聴く事が出来ました。エレガット(恐らくフラメンコギター)なのに、太くて倍音豊かな音で演奏する事に驚きました。クラシックギタリストの音色のコントロールの技なのか、音作りが上手いのか。Susumu Yokotaのカバー曲がほとんどですが、今後ルーパーなど使ったアンビエントなオリジナル曲も楽しみです。
ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)
ソロギタリストじゃないだろ、とツッコミが入りそうですが。。一般的にはソロギタリストでは無く、バンドの中でエレキギターを弾き、そして歌う人です。そんな姿が大好きなのですが、一人でギター一本で演奏しても(歌無しでも)ライブやアルバム音源が成り立つのではという勝手な思いから、ソロギタリストとしてあげます。特にスライドバーを使った曲が大好きで、無茶苦茶ハイテクニカルという訳では無いのですが、ミドルテンポのブルースでありながら、前のめりなリズムで、単音で早いフレーズを弾いても音が薄く感じない、というのがこの人ならでは。
バンドで弾きまくるエレキギターも、歌声も、オリジナル曲も、カバー曲も「単純でつまらん」という人もいるかも知れませんが、高校生の頃からずっと聴き続けてます。
ソロギタリストとしての音源や動画はありませんが、それに近いものを!
ピーターフィンガー(Peter Finger )
(どう呼ぶのが適切か分かりませんが)マイケル・ヘッジス系のソロギタリストで最初にちゃんと聴いた人です。まだまだソロギタリストに興味がない頃、フラメンコなんて見向きもしなかった頃、会社にいた同僚からのすすめで聴いてみて、びっくり。どうなってるのだ、というテクニックもそうですが、その音楽性に一番興味が湧きました。一人でギターを弾くからならではのリズムと、コードとメロディに。
マイケル・ヘッジス系のギタリストも、その後ちょこちょこ色々聴くようになりますが、ピーターフィンガーは事あるごとに気になって、Youtubeやサブスクリプションの音楽で聴き続けています。
テクニック的には現在の自分とも大きく異なるし、とても真似出来るものでは無いなと思いつつも、音楽性や発想は見習いたいものです。
好きなソロギタリスト その1 まとめ
とりあえず4名、最近特に気になる人と昔から良く聴く4名。あげると沢山出てきますが、続きはまた今度。
マイケルヘッジス系ギタリスト
マイケル・ヘッジスが世に出て、その後に出てくるような、アコースティックギターを巧みに操り、叩き演奏するようなギタリスト、見ているだけですごいなと思い、沢山いるのですが。今回あげたピーターフィンガーはそれ系の最初の人という事で、別の機会に自分が好きなギタリストを挙げようと思います。
フラメンコギタリスト
また自分が重きを置いている音楽ジャンルの一つフラメンコ。好きなフラメンコギタリストも多くいますが、これもまた別の機会に。挙げたらきりがないかも知れません。レコーディング音源を出していなくても、踊りや歌の伴奏の達人としてすごい人達が多くいますので、多くの人に知ってもらえたらと思います。
クラシックギタリスト
今回挙げた文音志野さんは名の知れたクラシックギタリストともなると思います。これまた沢山達人がいます。良い曲を作ってというよりは、既存の曲をそれぞれが個性豊かに演奏する世界と思います。僕が知っている曲をそれぞれのギタリストが違った持ち味で演奏するのを聴き比べるのは楽しいですが、どの人が好みとして挙げるまでは聴きこんで無いですね。
そのうち色々聴いて、文音志野さん以外のクラシックギタリストが挙げられる日が来るだろうかー。まだまだ聴きたい音楽が沢山ある中で、無理そうだなぁと。